激増する杖ユーザー: これは「杖ブーム」と言えるか?

激増する杖ユーザー: これは「杖ブーム」と言えるか?

 

杖ユーザーが目につきだしたのは2022年からだ。当時、記事にもした。

どの町でも若者の「杖デビュー」? 気づかないボンクラもいる?

ザウルスのフィールドワーク:杖ユーザーの静かなる激増?

 

2年近く経った今、さらに激増している印象がある。以下は、昨日(2024/03/02)たまたま地元のスーパーで撮影したものである。

 

ここまではいずれも中高年の女性で、皆申し合わせたように花柄のアルミ製の杖を使っている。いちばん左の女性は30歳前後にしか見えない。このひとの杖すがたに衝撃を受け、杖ユーザーハンティングを開始した。

 

 

別方向に歩いている3人の杖ユーザーを同じ1つのフレームに収めたのは、これが初めてであるが、こんなことが可能になっている。

 

このあと、スーパーの外に出ても、杖ユーザーは次から次と現れる。

 

いちばん最初の、30歳くらいにしか見えない女性の画像のタイムスタンプは15:54で、これが杖ユーザー撮影の開始時間。最後の、路上の男性の画像のタイムスタンプは16:09である。つまり、わずか15分のあいだにこれだけの杖ユーザーを目撃したことになる。画像上では9人である。しかし、よく見ると、3人が一緒に写っている画像のいちばん奥の男性は、最下段の左の男性と同一人物であることがわかったので、実質8人ということになる。ということは、15分間に8人である。

 

さて、2022年11月に駅の改札とホームで撮影した動画では、「32分間に6人もの杖ユーザー!」 を収録していた。

動画: https://twitter.com/zaurus210/status/1597926479354302464

 

2022年は、約5分に1人である。

2024年は、約2分に1人である。

 

 

 

 

ちなみに、わが町には昨年末(2023年12月)に杖の専門店がオープンした。先見の明があると言うべきか?

 

 

 

 

 

 

 

わたしがこれほどまでに杖にこだわるのは、杖が 街中で歩行障害を示す重要な指標 であるからだ。他の身体的、知的、障害のほとんどは見た目ではわからないものが多い。しかし、杖は体の補助的付加物として60メートル先でも目に見える。この指標が街中で1~2年のあいだに激増しているということは、何か重大なことを意味しているのではないか?

 

そもそも、これは 「杖ブーム」 と言えるか?

ブーム とは、いっときの流行であり、ファッションであり、いずれ下火になって消えていく運命のものである。昨今激増中の杖ユーザーは、杖をおしゃれアイテムとして取り入れているのか?単なるおしゃれとしての趣味的な選択であれば、たしかに 「杖ブーム」 と言えるかもしれない。

例えば、帽子のようなファッションとかおしゃれアイテムならば、「ブーム」 と言えるだろう。しかし、「杖ブーム」で検索してもなぜかほとんどヒットしない。現実には、明らかに杖ユーザーは増えており、杖の市場は拡大している。杖専門のネットショップも増え、実店舗も増えているのだが、どうやら 「杖ブーム」 とうっかり喧伝できない深刻な事情があるようだ。

 

 

「杖デビュー」 の事情

ツイッター上で、杖を使い始めることを 「杖デビュー」 と言うひとが出て来たのは2年ほど前だった。「杖デビュー」 という、このやや自嘲的な言葉は決して 「ブームに乗る」 という意味合いで口にされるのではないようだ。「杖デビュー」 という言葉には、杖に頼らざるを得ない悲哀と諦念がこもっているように思える。杖生活に入るという選択には、流行やおしゃれとは別次元の、当人の人生にとって非常に深刻な事情と決断があるはずだ。それを 「杖ブームに乗って」 と言うことはできないだろう。

それでは、「ブーム」 ではないとしたら、この激増は何なのだ?

 

個々人の 「非常に深刻な事情」 については、以下の記事を参照して頂きたい。

どの町でも若者の「杖デビュー」? 気づかないボンクラもいる?

 

「非常に深刻な事情」、 「杖ユーザー激増」 の 根本原因 は、実はここ3年間、目の前にずっとぶら下がっているのだ。しかし、不思議なことに、気づかない人は永遠に気づかないようだ。どうやら、いつまでも気づかないようなひとが、杖をつく羽目になっているように思える。

そして、杖をついているひとはどうもマスクをしていることが多いようだ。これも単なる偶然ではないように思える。

 

 

 

昨年はツイッターでも何度も杖関連のツイートをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どの町でも若者の「杖デビュー」? 気づかないボンクラもいる?

ザウルスのフィールドワーク:杖ユーザーの静かなる激増?

 

コメント

  1. サザエ より:

    杖と白杖と車椅子

     接種が始まった頃、商業施設の清掃員としてカートを押して店内を移動していました。店内に杖の人が目立ち始め、松葉杖の人もいて、そのうち車椅子の人も増え、それから杖をつく人を余り見かけなくなりました。車椅子に移行したのか、具合が悪くなり外出しなくなったのかは不明ですが。

     そして毎日出会う(癖があって絡んで来る)元気な杖なしの70代の男性と60代の女性が、ぱったり姿を見せなくなりました。

     同時期に失明したてのような白杖の男性を3人、プライベートで目撃しました。呆然として上向き加減で口を開け白杖を左右に進める年配の男性二人と、スーパー内を歩く30~40代の方でした。

     最近でも7回目を打ったという方がいて、言葉もありません。「なんともないよ、元気元気」とか、「周りはみんな打っている。体質で合う合わないがある」とか。レプリコンは非接種者への危険性が甚大なのに、疑うことを知りません。

     絶望思想になるので、忘れるようにしています。布マスク必要ですね、蛍光物質を吸わないように。

  2. カリーノ より:

    こんにちは😊

    歩く人が少ない人口5万の田舎でも増えてると感じます。

    両国に住む友人は「アホみたいに多い。激増している」と言ってました。

    それでも気づかぬ羊。。

  3. ななし より:

    Unknown

    ロックダウン明けの2021年夏〜秋、ヨーロッパの各空港ではやたらと杖ピーポーが目につきました。老いも若きもです(松葉杖含む)。

    これはもしかして…?と思っていたら、日本でも1年以上遅れて杖ピーポーを見かけるようになりました。

    私の友人知人でも、杖常用には早いと思われる40〜50代で杖を使っている人が何人かいます。

    「どうしたの?」とは聞けない雰囲気なので黙っていますが… やはりそういうことですよね。。。

  4. kiriko より:

    Unknown

    過去に書いた近所の奥様。80位

    先日来店され、料金を払われる時、

    財布からレシートをだし、これで、、と

    レシートがお金、、、

    その後施設に入られたとか

    その家族は 子供なし夫婦50位も打ってて

    でもまだ症状が出てなくワク原因分かってない。

    その息子さんの方には過去ワク危険知らせていたけど

    気が付いていない。

  5. kiriko より:

    Unknown

    先程は町内会、「50人弱」に出席してきました。

    その後 懇親会があり参加しました。

    奥さんが皮膚ガンで手術された、、旦那さん

    去年 腸が詰まって救急車で運ばれた人、その後回復。。

    45歳娘を脳梗塞で失くされた母親、

    まだまだ、あれやこれや ありますが、、

    だーれも分かっていない、、。

    ビール等飲みかわしながら、雑談しながら、、

    思いだしていました。

    モンタニエ博士、マイケルイードン博士

    の言葉を、、。今は元気に見える人達、

    この人たちは本当にその後死にゆく人達なのだろうか、、?

    とね。もしかして死なないんじゃない? とね。

  6. caz より:

    もらい事故で杖ユーザー!?

    先月車を運転中、右折のため停止していたらまともにトランクをぶつけられました。

    右足でずっとブレーキを踏んでいたせいからか、右半身、特に腰が痛くてしょうがないです。

    初めはシートベルトの差し掛かる右肩あたりに違和感があるくらいでしたが、徐々に痛みが増してきて広範囲になり、そろそろ50日ぐらいです。

    整形外科では高齢者に混じり電気治療を受けています。

    今は痛い部分を庇いながら歩行しています。

    ラジオ体操をしていますが、これが難しい!

    幸いにして杖をつくほどではありませんが、杖をついたら楽かな〜、と思うこともあります。

    ワクチン打ってなくても、何が災いして杖ユーザーになるとも限りません。

    思わぬ事故で杖ユーザーにならないように!

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