電磁波問題とマスコミ (2) 「電磁波」 は日本のマスコミのタブーか?

 「電磁波」 は日本のマスコミのタブーか?

過去十数年、日本のマスコミは 「電磁波」 問題を取り上げずにきたと言ったが、実は2002年、2003年あたりを最後に日本のマスコミでは 「電磁波」 が “言及禁止” “思考禁止” になってしまったようなのだ。

以下の日本のマスコミ史上非常に貴重な “最後の電磁波記事” をご覧いただきたい。

 

 

いかがであろうか?今から16年前には朝日新聞はこんな “過激な記事” を出していたのである。デカい「電磁波」 の3文字が踊る、こんな記事が2018年現在、日本の新聞に出たら、どれだけスキャンダラスな事件になるか想像できるだろうか?

記事はさらに続く。

 

 この記事は東電をはじめとする日本の電力会社の逆鱗に触れたものと想像される。しかし、朝日新聞にも当時はまだ気骨のあるジャーナリストがいたようだ。5か月後の翌年には続報を掲載している。

 

 わたしはどこの国の新聞も丸ごと信用することはなく、朝日新聞も一種の宗教新聞だと思っているが、2000年代初頭にはまだ朝日新聞にはスゴい奴がいたものだと敬服せざるを得ない。

何をつまらないことを感心しているのだと思う輩(やから)がいるかもしれない。今から15年以上年前の当時の状況を想像して頂きたい。当時は携帯電話の契約数が固定電話の契約数を超えた頃である。

上掲の2つの記事が問題にしている電磁波はまだもっぱら送電線の低周波の電磁波だけである。であるので、まずはマスコミ界の大手スポンサーである東電をはじめとした電力会社がこの朝日の記事を問題にしたに違いない。「朝日は何を考えているんだ、まったく!」 と。

誤解のないようにお願いしたいが、送電線の低周波も、ケータイ、スマホ、WiFi の高周波(マイクロ波) も、どちらも人体に非常に有害な電磁波である。

当時、ケータイ電話利用者は増える一方であり、、ケータイ電話会社や通信事業者にとっても上掲の 「電磁波問題」 の記事は非常に目ざわりであったに違いない。

けっきょく、2002年、2003年の上掲の2つの記事以降、「電磁波問題」 の記事はマスコミからパッタリ出なくなってしまう。朝日に限らず、マスコミ界全体に “おふれ” が出た可能性がある。これには広告代理店が暗躍したはずだ。そうしてジャーナリストたちやテレビ業界人たちは皆 “忖度” を覚えたのである。

全世界的な携帯電話の急激な普及、携帯基地局の増加、スマホの爆発的人気に伴って、海外のマスコミでは 「電磁波問題」 は益々大きく取り上げられている。一方、日本のマスコミではこの15年間そういった記事がほぼ皆無なのは、まったく異常としか言いようがない。

実際、携帯基地局建設反対運動が全国津々浦々で起きているのにテレビや大手マスコミは報道しようとしない。電磁波過敏症に苦しむ人たちが増えているのに、テレビや大手マスコミは報道しようとしない。電磁波と自閉症、脳腫瘍、うつ病、自殺、との関連が疑われているのに、テレビや大手マスコミは報道しようとしない。

電磁波が目に見えないのと同じように、日本のジャーナリストたちは 「電磁波問題」 というものもまるで存在しないかのように目をそらしてきたようだ。そして、それは今でも続いている。

中国共産党の一党独裁の中国や金王朝支配の北朝鮮が、自国の国民向けのニュースや言論を検閲し、言論統制しているのは当然だとふつうの日本人は思っている。しかし、自分の国でも同じように大規模で組織的な言論統制、検閲、隠蔽が行われているとは思ってもみないのだ。

たしかに、日本では政府が直接言論統制をするのではなく、代わりに大手広告代理店がマスコミをすべて統括して万事周到に遺漏の無いように言論統制しているはずだ。駆け出しの記者が 「電磁波問題」 の記事を書けば、そばから芽を摘まれているのである。

そもそも、なぜ隠蔽してしまうのだろうか?「電磁波問題」 じたいを覆い隠すのではなく、新聞、テレビ、週刊誌といったメディアにおいて大いに論議すればよいではないか。電磁波有害説があってもいいだろうし、無害説があってもいいではないか。

実際、アメリカのメディアでは同じ 「電磁波問題」 でも、もっぱら無害説を唱える記事だってあるのだ。

 

  

 ワシントンポスト紙

 

「ケータイでガンになるって?大げさな話を真に受けないこと」

  

 アメリカでも、大手の新聞は概して産業界にべったりである。

経済の活性化に貢献しているとみなされている携帯電話会社には常に擁護の姿勢である。

 

      

 

 

 

 

ニューヨークタイムズ紙

 

「携帯電話の電磁波からのガンのリスクは小さいとの研究結果」

 

 

 

 

 

 

   

   

ロサンジェルスタイムズ

 

「携帯電話からの電磁波は健康に対して危険は無い、と政府の科学者の弁」

 

騒ぐことは無い、問題ない、と大衆を安心させるのが新聞の使命と心得ているようだ。

 

 

      

 

 

USA TODAY

「カリフォルニア州は携帯電話の危険性についての秘密の報告を開示」

 

大衆的な新聞ほど、電磁波の危険性に敏感である。

 

 

 

 

 

  

あなたは以上のような、ケータイや電磁波についての新聞記事を、日本の新聞で見たことがあるだろうか?あなたはケータイかスマホを持っているだろうか?なぜそういった記事を見たことが無いのか不思議に思わないだろうか?

 

以下はアメリカのテレビニュースである。4つのニュース局名ごとに cellphone, dangerous で動画検索し、それぞれ上位7本をコピーした。しかし、以下のリストは放映された 「電磁波」 関連のニュースの一部にすぎないであろう。

 

 

 

産業界べったりのはずのCNNですら、電磁波の危険性を訴えている。

 

 

タイトルを見るだけでも、ケータイ、電磁波、がんが問題になっていることがわかる。

 

 

日本のテレビで、ケータイやスマホや電磁波の危険性がニュースになっているのをあなたは視聴したことがあるだろうか?

 

 

 

 アップロードの日付を見ると、だいたいどこの局も毎年少なくとも1回は 「電磁波」 関連のニュースを出しているようだ。

 

 

定番のトピックになっているようだ。日本ではどうであろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事では米国3大テレビネットワークとフォックスニュースの4局を挙げている。そうすると、少なくとも年に4回、どこかの局で 「電磁波問題」 がニュースになっていることになる。

 

 

3カ月に1回は全米テレビ局のどこかで話題になっていることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの全国ネットワークのニュースとは別に地元のローカルテレビ局のニュースがある。

 

そして、そうしたローカルニュースは、全米テレビ局以上にこうしたトピックを取り上げる傾向がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、以上アメリカの例を見てきたが、他の先進諸国も似たようなものである。

日本だけが特別なのである。例外なのである。はっきり言って、異常 なのである。

国民の大多数がケータイやスマホを使っていれば、その電磁波の危険性についてどこの国の国民も関心を持っているものだ。

そして、ふつうの先進諸国ではテレビや新聞や週刊誌でも、とうぜん話題になっているのだ。

日本はどうか?日本では闇の言論統制によってマスコミでは話題にすることすら禁じられている。

「食べてはいけない国産食品」 の見出しは目にしても、「電磁波」 の3文字を電車の中吊り広告で目にすることはない。

しかし、一般大衆は自分の生命や健康に関わる重要な話題を奪われていることにも気づかないのだ。それほどまでに染脳され、管理され、家畜化されているのだ。

広告代理店がもう15年以上裏で暗躍して 「寝た子を起こさない」 ようにしているのだ。

多くの日本人は毎日スマホを使い倒しながら、そのスマホの危険性について考えることを禁じられている。そして禁じられていることにも気づかない。

「原発事故の可能性、危険性」 も日本では長らく封印され、“思考禁止” になっていたが、3.11でやっと目覚めたひともいたものだ。しかし、当時一旦は目覚めた人々のほとんどは、懲りずにまたスヤスヤ眠りこんでいる。

電磁波源としては特に大きい “スマートメーター” も、その話題はおろか、その文字列すらもテレビ、新聞、週刊誌に出ないように周到に言論統制されている。「スマートメーターって何だ?」 と調べた時にはもう手遅れだったということが現に頻繁に起きている。あなたの家は大丈夫か?

意図的にある情報を隠蔽することは、騙していることと同じである。ウソをつくのと同じである。

日本人には何度でも騙されるという悲しい習性があるようだ。

 

 

日本では 「電磁波問題」 に関しては15年以上言論統制が続いている。「電磁波」 というたった3文字のマスコミ表出すら禁じられている。

 

 電磁波問題とマスコミ (1) NEWSWEEK:スマホの電磁波でガンになる?

 「スマートメーターへの取り替え」 拒否 は、意外に簡単!

コメント

  1. より:

    Unknown

    それはそうですが、ではどうするという問題が残ります。

    裁判を起こして勝訴すれば、国会が動かざるをえないのではないだろうかと思います。

    電磁波規制の厳しい北欧など欧州のほうが参考になりそうです。(語学ができないとなりませんね・・・。私は北欧の言語などは全く分かりません。)

    日本のマスコミに期待しても無理っぽいです。

    権力者の太鼓持ち、旗振り役しかいません。

  2. きなこママ より:

    なるほど

    私は 以前ロンドンに住んでいました。

    その時 電子レンジの電磁波の有害性について

    イギリス人が議論しているのを聞いて

    どうして 日本では誰も疑問に思わないのか、と

    不思議でした。

    帰国しても 電磁波のデの字も出てきません。

    欧米では 当たり前の電磁波の議論が

    全く無い。。。

    ザウルスさんの記事を読んで やはり。。。と

    納得した次第です。

    (イギリス人に子育て中 電子レンジを使わない事を

    勧められたものです。)

  3. ザウルス より:

    智 さま

    「ではどうする?」   とのことですが、2つあります。

    1) 自衛する。何から自衛すべきかは当ブログの「電磁波」のカテゴリをごらんください。

    2) 気づいていない人たちに知らせる。

    裁判、マスコミなどは権力の土俵で、ムダな努力に終わります。

  4. ザウルス より:

    きなこママ  さま

    これは決して 「欧米人と日本人の違い」 という一般的な問題ではありませんね。

    或る特定の話題だけが “思考禁止” になっていて、国民がほとんど疑問に思わないほどに染脳されているのは、そこに莫大な不当な利権が潜んでいるからです。つまり、人々が問題にし始めると、それまで人々の無知に乗じてむさぼっていた莫大な利益を失う恐れがあるからなのです。

  5. とりあえずは、電磁波防御を

    またと思われるでしょうが、一般日本人に紹介できる製品が少ないものですから、ドイツ製品の紹介をします。

    電磁波過敏症(カナリア体質)にも良く効く製品です。

    「バウアーバイオテック日本総代理店」で扱っている。グリーンエイトシリーズという有害電磁波の害を削減できる装置です。

    作動原理を知らなくても使用できますよ。

    30日間返金保証になっていますので、試すだけでも良い経験になります。

    日本にもこういった技術はありますが、このブログでは紹介がはばかられます。

  6. コメット より:

    Unknown

     電子レンジと携帯電話の電磁波の周波数は同程度なんですねえ。昔、濡れた飼い猫が可哀想で電子レンジで乾かそうとして猫の体液が沸騰し、爆発してレンジのフタで鼻を骨折した米国女性の話を聞きました。携帯電話も体に近づけると熱を持つのでしょうか。それとも放射線障害のような作用があるのでしょうか。

     前回ザウルスさんがこの問題を取り上げられた時は、今ほど危機感を持っていませんでした。ここ2週間程で、「カレードスコープ」や「TOKANA」やその他サイトが続々取り上げ始め、これは社会問題になるかもしれません。5Gが普及しだすと益々大問題になるのでしょう。政府が動き出す前に自己防衛しようと考えている今日この頃です。カレードスコープに、日本の若者の自殺が多いのは携帯電話の電波が原因、と書かれていたのがショックでした。

  7. 南瓜 より:

    店で

    今日、ガラケーの充電器を買いに某SHOPに行くと、そんなに混んでる訳でもないのにかなりの待ち時間。

    皆々様スマホスマホスマホ。

    アホらしくなって近くの家電品店で待ち時間なしで買ったよ。

    皆々様電磁波なんて、ちぃ〜とも頭にないんだろうな。そんな顔してたよ、皆々様。

    ちなみにガラケーは端っこの、のけ者扱い?

    壊れたら、どないしよ?

    常に連絡とれんと困る人おるから、頭抱えるわ〜。

    頭脳の良すぎる人達、あんまり最先端技術開発しないでほしいわ。

    自脳層他脳層無脳層、読ませていただきましたよ。自分は変わり者だけど、何脳層だろ?

  8. ザウルス より:

    コメット さま

    高周波の電磁波によって人体を遠隔的に加熱することができるので、すでに兵器として存在しています。

    以下の動画中で 「インテンシブ ヒート」 と言っています。

    https://www.youtube.com/watch?v=dmuyLIrSjxI

    問題は加熱するほどの強さでなくても人体のみならず、有機体一般に影響を与えることが明らかになっている点です。そもそも心臓にしても脳にしても、微弱な電気を発し、固有の周波数とリズムをもって機能しています。

    “心電図” という言葉を聞いたことがありませんか?

    脳がアルファ波をはじめ複数の周波数を発していることをご存知ですか?

    こうした自然の精妙なメカニズムは、人工的なケータイやWiFi の電磁波の影響を受け、攪乱されています。

    人間の腸内の無数の細菌(マイクロバイオーム)も電磁波の影響によって、撹乱されます。

  9. ザウルス より:

    南瓜 さま

    先日、一人暮らしの娘のパソコンために“有線のルーター” を買いに大手家電店に行ったときのことです。なかなか見つからず、店員に訊くと、無線のWiFi のルーターの箱がズラーっと何メートルも並ぶ棚のいちばんはじに連れて行ってくれました。そこにたった一つだけあったのです。「絶滅危惧種ですね」 と店員に言われました。

    その 「絶滅危惧種」 を買って、メールで娘にいつ設置しようかと訊くと、「今、マンションの部屋に備え付けの無線ルーターを使っていて、スマホも使えているのよね。有線になったら、スマホ使えないし・・・」 と言われてしまいました。

  10. ザウルス より:

    電磁波対策

    ネット上では、電磁波対策グッズがいろいろと出回っています。かなり信頼性のあるものもあれば、効果の疑わしいものもあり、ピンキリです。

    いずれにしても、電磁波対策の基本原則は、

    1) 電磁波源を減らすこと。(WiFi をやめてケーブル接続にする、スマホは使うときだけ機内モードを解除する等々)

    2) 電磁波源から離れること。(高圧線近くの家から引っ越す、スマホゾンビーが集中する場所には近づかない等々)

    の2点です。

    こうした努力もせずに、あれこれ電磁波対策グッズを買ったり付けたりしても、焼け石に水です。窓を開けてエアコンを入れているようなものです。

  11. 南瓜 より:

    人と同じがいいって?

    おばんです。

    ザウルスさんは良き親父さま。

    ちと、考えました。スマホとガラケー、形大きさ機能を比べてみたら〜そりゃスマホだわ。しかも「ガラケー」なんてネイミングされたらスマホに手がのびるわ。

    でも本当にスマホ必要な人はどれくらいいるの?仕事関係?日常生活でそんなに必要かな?

    右へ倣え?スマホじゃなきゃ恥ずかしい?仲間外れにされる?

    要らん機能有りすぎ。

    電磁波ーただちに影響はありませんって?( 何時か何処かで聞いたような…)

  12. QED より:

    Unknown

    そもそもですが、「日本が」という見方はあまりに恣意的ではありませんか?

    海外でも電磁波と小児白血病の関係は認められない、としておりません。

    https://www.who.int/peh-emf/publications/facts/fs322_ELF_fields_jp_final.pdf

    スマートメーターを取り上げていますが、出力を考えれば「室内で電事連字を使う」方が「室外のスマートメーター」の数百倍以上の電磁波を受けます。

    電磁波憎しでいろいろ、偏りすぎな情報の集め方をされているように思われます。

  13. それって、、、

    「直ちに影響はありません~」

    っていう言葉は、~つまり影響が出るまでは放置する、何もしない、っていうだけの、意味でしょう。

    まあつまり、「もしも、影響が出ても、(我々は、)関知しないよ~}って、言ってるのでしょうね。

    だから、裁判に出来ないように証人たちを(電磁波)被曝障害で皆殺しにしてしまおうと、そういう事なのでしょうね。

    考えすぎでしょうかねえ。

  14. QED より:

    Unknown

    >「直ちに影響はありません~」

    >

    っていう言葉は、~つまり影響が出るまでは放置する、何もしない、っていうだけの、意味でしょう。

    上の資料など含め、どこに「直ちに」の言及がありましたでしょうか?

    書かれているのは「影響がある」証拠は非常に弱く、影響が認められるものではないという事です。。

    >(電磁波)被曝障害で皆殺しにしてしまおうと、そういう事なのでしょうね。

    スマートメーターのことでしたら、こちら同じ短時間の瞬間出力で見ても

    下手すると「夏の直射日光」以下の非常に微弱な影響しか「家の中」なら受けません。

    真夏に外に出たら、もっと長時間影響を受けます。

    電磁波は「発生源からの距離の2乗に出力が反比例する」という基本的な物理性質をもつため、

    ほんの数十cm離れるだけで、受ける影響は十分の以下1になります。

  15. QED様へ

    QED様へ、一応、一言断っておきますけれども、

     折角のあなたの書き込みなのですが、私は、文章を貴方に向けて、コメント欄に書き込んだわけではありません。

    どうか、お間違え無き様に願います。

    では、失礼。

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