超音波で自閉症?(3) アメリカの場合

超音波で自閉症?(3) アメリカの場合

 

以下、太字部分はザウルスによる強調。青字部分はザウルスの解説。

画像は、(元画像)と断っている2点以外は、すべてザウルスによる追加。

 

—————————— 翻 訳 記 事  —————————-

「記念撮影」の3D・4D超音波を避けるべき理由

Robyn Horsager-Boehrer, M.D  出典:  Why to avoid ‘keepsake’ 3-D and 4-D ultrasounds October 11, 2016                         

(元画像)

 

Googleでざっと検索すると、ダラス、フォートワース地域にはほぼ12の業者が「3D・4Dの胎児エコースタジオ」を営業していることがわかります。

小さな生命を授かって期待に胸を膨らませる親たちは、病院でのグレーの2D超音波画像よりもずっとリアルな赤ちゃんの写真や動画が欲しくて、そうしたエコースタジオに高いお金を払って押し寄せます。

 

しかし、米国食品医薬品局(FDA)は以前から親たちににそれらを避けるように警告しています。さらに米国産科婦人科学会などの医療グループも、非医療的な超音波の使用を推奨していません

 

日本にはエコースタジオは不要である。同じビジネスを「3D・4D外来」などと称して病院が独占して堂々と金儲けしているという現実がある。妊婦は「病院がやっているんだから」と思って安心し切っているが、実態は海外の「エコースタジオ」と変わらない「非常に有害な非医療行為」である。妊婦の親心に付け込むにも、「白衣の権威」で信用させているだけに日本の医師は悪質であると言える。

 

親としてお腹の赤ちゃんの顔や姿を見てみたい気持ちはよくわかります。胎児エコースタジオに予約を入れたくなるのも無理はありません。しかし、超音波は本来「娯楽」のためのものではないことを忘れないでください。それは重要な医学的検査です。医師がそれらを使用する理由と時期について話しましょう。非医療環境で3Dまたは4Dの超音波をお腹の赤ちゃんにさらすことについては大きな懸念があります。

 

産科医であるこの筆者の立場は、

1) 病院での超音波検査、特に標準的な、グレーの2D超音波検査には問題はない。

2) 医療機関ではない、街のエコースタジオでの3D・4D超音波はリスクがある。

という、比較的慎重かつ良心的で、わかりやすい立場である。

日本では病院が「これは医療診断ではありません」と断りながら、臆面もなく3D・4D超音波による「胎内ベビー実況ショー」をやって金儲けしている。

 

2D、3D、4D超音波: 違いは何ですか?

すべての超音波画像技術は超音波を使用して、子宮内の赤ちゃんの画像を作成します。標準的な2D超音波は、赤ちゃんの断面図を作成します。これがいちばん基本的なものです。

3D超音波は、さまざまな角度から撮影される多くの2D画像が、コンピュータでつなぎ合わされ、合成される「立体的な表面画像」です。3D では断面図ではなく、胎児の顔や体の表面が表示されます。これは、出産後の新生児を写した一般的な写真に近いイメージです。

 

4D は 3D が動画になったものです。赤ちゃんが足をキックしたり、目を開けたり閉じたりするところや、あくびをするのを見ることができます。

 

 

では、せっかく 3D や 4D といった、よりリアルなメディアがあるのなら、なぜ2Dなんかを使うのでしょうか。3D のほうがわかりやすくないでしょうか?

もっともな疑問です。実は、医学的には多くの場合、2D 画像の方がわかりやすく効率的なのです。通常、赤ちゃんがどのように成長しているかを評価するために 3Dや4D は必要ありません。3D は赤ちゃんの外観的な素晴らしい画像を提供できますが、2D超音波こそが実際には、赤ちゃんの発達と成長の異常を探すために専門家によって開発された標準的な超音波画像化技術です。

                                2D超音波画像   3D超音波画像

 

ただし、3Dおよび4D超音波は、口唇裂など、2D では見えにくい異常を評価するための重要なツールになる場合があります。左の2D超音波画像と右の3D超音波画像は、どちらも口唇裂のある赤ちゃんを示しています。

(元画像)

 

また、身体的、外面的な異常を親に説明する必要があるときに役立つことがあります。専門の医師は2D画像で身体的異常を簡単に見つけることができるかもしれません。しかし、慣れていない親には3D画像で示されないと異常を理解できない場合があります。

この訳出記事の筆者は米国の医師であるが、原則的には2D超音波を使い、胎児の医療診断上、どうしても必要が出てきたときに限定して3Dや4Dを使うという、抑制的で比較的慎重な立場である。胎児への超音波曝露を最小限にしようという、医者の中でも比較的良心的な部類である。

しかし、今日の日本の多くの産科医は、妊婦を喜ばせながら収入を上げられるために、医療的には不必要なだけでなく、実際には胎児に非常に有害である「3D・4D超音波ショー」を平気で提供している。高額な超音波機器を購入したモトを取るためである。日本ほど高性能(つまり、より有害)な超音波機器が広く普及している国は世界のどこにもない。

 

超音波は赤ちゃんにとって安全ですか?

赤ちゃんを画像化するために使用される超音波は、赤ちゃんを「熱」というかたちのエネルギーに曝露します。状況によっては、その「熱」が先天性欠損症につながる可能性があります。そのため、超音波検査を実行する際に、「ALARAと呼ばれる、合理的に達成可能な限り低い原則」を順守します。つまり、超音波装置の設定に注意を払うために、必要な電気出力を最小限に抑え、画像の取得に必要な時間をできるだけ制限することで、発育中の赤ちゃんが有害なエネルギーに曝露される量が最小限になるように努めます。

超音波の、胎児に対する「加熱作用」(摂氏1度~1.5度)は、非常に有害である。成長段階の胎児の神経系や脳の細胞が、外部からの過剰な熱にさらされることによって、不可逆的な損傷を受け、それが自閉症の発症につながる可能性がある。

実は、胎児に照射される超音波のエネルギーは、加熱以外の作用も及ぼす。それは、超音波の「波動」としての微振動という力学的、機械的な作用である。専門的にはキャビテーションと言う。わかりやすい例が、「超音波結石破砕装置」である。超音波の高速度の微振動によって結石を粉々に砕くというのがその原理である。

そういった、「機械的作用」と「加熱作用」とがいっしょに細胞レベルで胎児の脳や身体に「不可逆的な損傷」を与えても、何の不思議もないだろう。

米国産科婦人科学会は、超音波の商業的使用に対する警告の中で、米国超音波医学研究所からの以下の声明を承認しました。「現在の診断用超音波機器からの曝露によって引き起こされる患者への生物学的影響は確認されていませんが、そのような生物学的影響は将来的に特定されます。したがって、超音波は、患者に医学的利益を提供するために慎重に使用する必要があります。」

米国の超音波医学研究所は「現時点では胎児に対する有害性は確認されていないが、将来的には確認される」と、はっきり認識している。けっきょく、「有害性はいずれ証明される」ということである。専門家はわかっているのだ。

結論: 医療環境において妊娠を管理し、発育中の胎児に関する情報を収集するために超音波検査を行うかぎり、その使用について心配する必要はありません。(同業者に向けて「わたしは医者仲間を裏切るような内部告発者ではありませんよ」と念を押しているのだ (^_^) )

 

エコースタジオの超音波についての懸念

40週間は、赤ちゃんに会うのを待ちこがれるプレママやプレパパには、一生のように感じられるかもしれません。3D・4D超音波は、お腹の子をこっそり覗き見するのに最適なソリューションのように思えます。こうした超音波の画像や動画を見ては、「やっぱり、鼻はママ似だね」 とか、「でも、ほら、口元はパパ似じゃない?」と、話は尽きません。

しかし、お腹の赤ちゃんの3D・4D超音波を求めて妊婦たちが向かう街のエコースタジオについて、医療従事者としてわれわれはいくつかの点を憂慮しています。

 

超音波機器のオペレーターの資格

医療現場外での3D・4Dの記念撮影の場合、検査機のオペレーターは、赤ちゃんの健康状態を評価するのが目的ではなく、親が望むような画像や動画を撮ることに専念します。何と言っても、お客を喜ばせるのが彼らの仕事です。彼らは、医療的に認定された超音波施設がオペレーターに要求するのと同じレベルの厳格な訓練を受けていない可能性があります。

そうしたオペレーターが超音波検査中に胎児の身体に何か問題を見つけた場合、彼らはあなたに情報、サポート、またはフォローアップを提供する用意が無い可能性があります。そのような場合、あなたはあらためて超音波を受けるために、あなたの医者に行く必要があるかもしれません。これには不必要な不安や心配をもたらす可能性があります。

街のエコースタジオでの超音波が誤った安心感をもたらす可能性もあります。一部の女性は、見て心地よい写真を健康的な発達の証拠と解釈しています。超音波を評価するオペレーターが、訓練を受けた医療専門家でない場合、赤ちゃんや胎盤や臍帯などの他の構造に何か問題があることに気づくスキルを有していない可能性があります。

 

安全性

胎児の発育に超音波を照射することが懸念される理由については、すでに説明しました。街のエコースタジオのオペレーターは、超音波装置の出力設定を下げたり、赤ちゃんが超音波にさらされる時間を最小限に抑えたりすることに、専門の医師ほど注意を払っていない心配があります。(状況は日本でも同じである。日本のほとんどの3D・4D外来の担当者は医師ではなく、検査技師、助産婦である)

すべての3D超音波画像が、見て心地よいというわけではありません。一部の画像は少し怖いように見えるかもしれませんが、それは必ずしも赤ちゃんに何か問題があることを意味するわけではありません。

 

親の期待

期待通りに、いかにも赤ちゃんのように見える3D超音波写真を友達から見せられたことがあるかもしれません。そして、プレママ向けの雑誌やウェブサイトで、鮮明で可愛く写った3D超音波画像を、目にしたひともいることでしょう。

しかし、そうしたほぼ完璧な写真を手に入れるには運が必要です。理想的な画像を撮るには、何と言っても赤ちゃんが背を向けていないことが必須の条件です。さらに、赤ちゃんは、周りに十分な羊水がある、撮影に都合の良い位置にいなければなりません。そうでなかったからと言って、赤ちゃんにお願いして理想的な角度に向いてくれるよう頼むことはできません。

けっきょく、あなたは、満足のいく写真を得るために何回か足を運ぶ必要が出てくるかもしれません、今度こそは、今度こそは、と思いながら。しかし、その結果、あなたと赤ちゃんが曝露される超音波の破壊的エネルギーの総量が増大します(つまり、お腹の子が自閉症になる確率が飛躍的に高まる可能性がある)。そこまでして撮った画像や動画でも、あなたの期待した水準に達することがなくて、がっかりするかもしれません。

一部の3D超音波写真では、胎児の顔が歪んで写って、ホラー的に見えることすらあります。写真が「正しく」見えなかったために、両親が赤ちゃんに何か問題があるのではないかと心配して病院に画像を持って来るケースがよくあります。

2D超音波検査時に、3D・4D超音波検査を受けることができるかどうかを医師に尋ねてみる価値はあるかもしれません。彼らに技術と時間があれば、彼らはそれにオープンであるかもしれません。ただし、FDAのアドバイスに従い、超音波を医療目的に限定し、訓練を受けた医療専門家が実施する場合にのみにすることをお勧めします。写真撮影の機会はあなたの子供が生まれた後でいくらでもあるのです!

米国FDAには超音波の潜在的危険性についての認識がある。しかし、一般の産科医にとっては、超音波検査が業務上ほとんど欠かせないルーティンワークになっているという現状がある。胎児への損傷があったとしても、医療行為が原因であることにならないようにするために、医師には3D・4D超音波検査を最小限にするように通達している。そして、一般大衆に対しては、「非医療的な3D・4Dを専らとする業者の利用は避けるように」とけん制しているのである。つまり、胎児への超音波の非医療的曝露は「自己責任」となりますよ、と一応「警告」しているのである。

しかし、日本では、病院とエコースタジオの間の線引きに相当するものはなく、胎児への医療的意味のほとんど無い、むしろ危険水準の超音波曝露が、全国津々浦々の多くの産科病院で日常的に行われている。

 

 

医療的に不必要かつ有害な超音波曝露 / 親心につけこんだ非倫理的ビジネス

 

 

 

 

医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

 

 

 

 

医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

 

 

 

 

医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

 

 

 

 

医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

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医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

 

 

 

 

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医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

 

 

 

 

医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

 

 

 

 

医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

 

 

 

 

医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

 

 

 

 

 

医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

 

 

 

 

 

医療的に不必要な超音波曝露によって、胎児の脳が損傷を受けている可能性

 

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超音波で自閉症?(4) 海外最新情報

 

 に続く

 

 

 

 

コメント

  1. miyako より:

    自閉症について

     私は自閉症者の生活施設に職員として10年近く働いた経験からこの記事に関心を持たざるをえませんでした。

    知的障害の中でも自閉症は対応が困難です。原因についても不明、ご両親は比較的高学歴のかたが多いとの特徴がありました。明らかに単純な精神薄弱のかたがたの生い立ち環境とは異なる何かがあったか...とは考えられなくもないのですが、現在でも自閉症の「原因」ははっきりしていないようです。重度の自閉症への対応の困難さは筆舌に尽くしがたいものがありました。

     現在の西洋医療の「悪辣商売」ぶりを見ていると自閉症が意図的に作られたものだったとしても不思議だとは思いません。そのくらい医療や福祉、障害を貪っている人々がいる。民間も行政もこの点で変わりはありませんでした。他人事でした。

     何につけ、消費をあおる現在までの世界はその実相がいくらか見えて来たとはいえ、隠されている内容がまだ沢山あると思う。

    生まれるまで待てないのでしょうか、生まれる前の子供を何故そんなに観察したがるのでしょうか。自然が生み出すものを生み出された時に受け取るという事が何故できないのでしょうか。生き物に不自然なちからを加える事が「進歩」のように宣伝されていますが嘘です。

     昆虫が減り、小鳥が減り、緑が減り、絶滅種がふえているこの世界は異常です。これらも自閉症もみな同じ根っこから生まれているように私には思えます。

  2. oimosan より:

    3D超音波で早産

    こんにちは。

    超音波で自閉症というのは、面白い点ですね。

    昔の人には無かったのに何でと言う疑問が解けました。私の妊娠で、義母の為にと3D超音波を受けて、10ヶ月目に早産しました。

    医者さんは、私が早産した理由は分からないと言っていました。

    熱中症にお気を付けて。

    素敵な1日をお過ごし下さい。

  3. underwood より:

    超音波染み抜き機

    クリーニング店経営。

    超音波染み抜き機というのは宝石等の洗浄にも使われていますが、衣類のしみ抜きにもずいぶん昔から使われていて、ほぼすべてのクリーニング店が所有しているはずです。

    酸化したシミでなければ効果は絶大です。

    飴玉にこの機械の鏝先を当てて軽く押し付けると、あの固い飴玉がバリバリと壊れ砕け始めるのです。

    医療用ならば更に強力でしょう。

    人体の特に脳が破壊されるのには納得できます。

  4. 疑心暗鬼 より:

    Unknown

    母なる大地、地球という言葉

    子宮は神聖なる、囲い、宮という文字を使う

    その摩訶不思議な生命誕生を護り抜く大自然の神秘、神聖たる、お宮の子宮を、その神秘の産子、賜物であった筈の人間の果てなき欲望、欲心から発生する唯物の利器で外部から侵食、破壊行為を繰り返そうとする

    まるで地球大自然生命体を侵食、破壊、貪り喰い尽くす人類に等しいじゃないですか

    因果応報、、、

    母は、子には大慈感で接するが時に、雷の如き⚡️大悲観な姿に変貌する

    必ずや母からの大悲観、しっぺ返しが訪れるんじゃないですか

    否、もう訪れている、、

    コンゴや、モザンビーク等で採取される、タンタルという希少金属、レアメタルは、スマホには必須の金属なんですよね〜

    そのレアメタル採取の為に、ゴリラの生存区域が破壊され、絶滅危惧種である

    人類はオール罪人である

    愚かなり、、

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