ニース暴走トラック事件(5) YouTube トラックに血痕が全然ないって、どういうこと? (仮題)
すでにこのブログで記事にしてあるものをもとにして動画にしたが、特別に名探偵ホームズ氏にご登場願った。
原題 Mystery of NICE KILLER TRUCK: No blood stain? No way! …, but really?
さて、この動画をみた後でも、「フランスの警察が夜のうちにすっかり洗車したんだろ」 などと必死に合理化を試みるひとがいるであろう。だいたい旗色が悪くなってくると、“可能性の詭弁” が出てくるのだ。物理的に不可能でないことであれば、手当たり次第にそれらを手に取って投げつければ説明になるのだ。「ありえないことではないこと」 をいろいろ持ち出して論点をずらして自分の立場を守ろうとする心理である。
別記事の投稿の例であるが、頭から血を流して、支えられながら歩いている女性について、わたしが時速90キロのトラックに接触としては 「非常にありそうにない」 と書いたが、その投稿者は「スピードが違っていたのではないか」 という指摘をした。つまり、たまたまスピードがスローダウンしたからだったと言いたいのであろう。たしかに、「ありえないことではないこと」 ではある。しかし、当のカメラマンの解説ではそのようなことは一切語られていない。説明に困窮すると多くの人は 「たまたまだよ」 で片づけようとするのだ。これを“偶然の援用” と言う。
さまざまな“被害演出イベント” についてのわたしの分析、説明に対してはこれまでに数多くの “可能性の詭弁” と“偶然の援用” が使われてきた。今回もたくさん出てくることであろうが、そういったセコいトリックを使う人たちは出来ごとの全体を見渡し、さらに歴史的に見るという視点が見事に欠落しているのが通例である。
あいにく現時点では英語版だけである。ご容赦願いたい。映像だけでもだいたいはわかるだろう。日本人にもわかりやすい英語にしたつもりである。
日本語版製作の予定は今のところない。徹夜が続いてちょっと体をこわしたので、しばらくお休みをいただく。
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