ダストロジー(2):ダストロジーの基本原理は攪拌と沈殿

テーブルからのダスト採取

さて、前回はスマホ画面からのダストサンプルの採取方法をご紹介した。今回は同じくらい簡単なサンプル採取をご紹介したい。「テーブルからのダスト採取」である。もちろんデスクでも構わない。ダストが着地する表面であれば何でもいいのだ。床も可能だが、大きなゴミが多すぎて微細なフィラメントが見えづらくなってしまうのでお勧めしない。

サンプル採取の手軽さとしてはやはりテーブルとデスクであろう。まずは、自宅の団らんの場所としてのテーブル、職場の仕事場所としてのデスクという生活の中心ともいえる場所からサンプルを採取すべきであろう。もちろん居酒屋のテーブルでもいい!(笑)

ダストロジー入門(2)テーブル篇

「ペタペタ何やってんの?」
「いや、ちょっとホコリを取っているんだよ、ちょっと気になってね」(笑)

何も知らずに自分はこういう環境で生活していたんだということを知るまたとない機会だ。(笑)

 

 

ダストに埋もれたグラフェンフィラメント

もちろんテーブルでも 余計なゴミやホコリといった夾雑物 がたくさんあることは言うまでもない。ダストロジーは文字通りホコリ学である。ダストロジストはダストの多様性に対して寛容であることが求められる。(笑) ノイズ(夾雑物)の中から見つけ出すべきグラフェンフィラメントを探し出せてこそダストロジストである。熟練して目の鋭いダストロジストは夾雑物の混沌の中でも簡単に酸化グラフェンのあの特徴あるくねくねしたフィラメントを見つけ出すことができるだろう。本質をつかみ取ることができる人間には偶有的な夾雑物の存在はほとんど苦にならないものだ。しかし、初心者は偶有的な夾雑物ばかりに目がいってしまって混乱してしまう。

 

 

ダストロジーの基本原理は攪拌と沈殿

実は、室内ではできるだけ高い場所に降り積もっているダストをセロテープでペタペタ採取するのがよい。これは鉄則である。室内の高ければ高い場所ほど、ダストを構成するフィラメントの比率が高くなり、いわばフィラメントの純度が高くなる。大きな夾雑物の比率が小さくなる。なぜそうなるのかと言えば、まず、このグラフェンフィラメントは目にも見えない微細な繊維であって、普通の繊維ゴミなどよりもよっぽど細く、短く、軽いので、空中浮遊をしている時間が長いのだ。しかも室内の人の動きやエアコンの風を受けて高くまで舞い上がっているのである。そして、ひとが寝静まって、空気の攪乱・攪拌がやむと、人知れず静かに「沈殿」しているのだ。それが毎日繰り返されているのである。室内の空気の攪拌は暖房などの温度差による対流によっても起きているはずだ。酸化グラフェンのフィラメントに比べれば元々質量がずっと大きい糸くず、髪の毛、パンくず、砂ホコリは室内の高くまで舞い上がることはなく、ほとんどが床付近に落ち着くことになる。結果として、質量の大きいゴミやダストは室内の沈殿序列の最下層であるフロアに「落ち着く」ことになるのだ。

いっぽう、質量の小さいダストは室内の空気に揉まれて、グラフェンフィラメントも含めて天井付近の室内の最上階層からゆっくり降下してくるので、着地できるすべての階層の着地場所に分け隔てなく「落ち着く」ことになる。ということは、上の方、例えば本棚とか冷蔵庫の上とか乾燥機の上とかには、質量の大きい砂ホコリや髪の毛はいくらがんばっても舞い上がれないので、けっきょく軽くてふわふわ天井まで浮遊できる質量の小さいダストばかりが高い比率で静かに降り積もることになる。ただ、目に見えないほどの微粉末のマイクロダストというものもあって、グラフェンフィラメントと同様に質量が非常に小さいので、多くの場合グラフェンフィラメントのジャングルに無数に混在しているのが通例である。

 

 

猫の毛など

あと、ネコや犬を飼っている家庭では、ペットの毛が室内のダストのかなりの部分を占めていることは言うまでもないだろう。ペットの毛の大きさもいろいろで、長いものはもちろん目で見える。しかし、短くて微細なものは肉眼ではほとんど見えず、顕微鏡ではグラフェンフィラメントと同じスケールで観察される。しかし、羊毛などの例外は別として、猫の毛も人間の髪の毛も、動物の毛は一般的にはひずみの少ないなだらかな曲線状である。そのため、グラフェンフィラメントのあの独特の曲がりくねった形状とははっきり区別できる。動物の毛は一般的に断面が円形であり、うろこ(キューティクル)に覆われた円筒形であるので、リボン状のひらひらした酸化グラフェンのフィラメントとの構造的な違いは一目瞭然である。

    動物性の毛のキューティクル        テープ状のグラフェンフィラメント

 

 

「ただの綿ぼこりだろ?」

グラフェンフィラメントのあのくねくねした形状は、断面が2次元的でテープ状のために脆弱で折れやすいせいで不規則な曲がり方をするためである。天然繊維(コットン、ウール、シルク等)にも合成繊維(ナイロン、ポリエステル、アクリル等)にも見られない特徴である。通例、ふつうの衣類の繊維は肉眼で目視できる。もちろん、目視できないほど細くて小さいものもあるだろうが、一般的にはほとんど目視できるものだ。しかし、グラフェンフィラメントのほとんどは肉眼では見えない。つまり、スケールのオーダーが違うのだ。さらに、繊維の構造が根本的に違う。酸化グラフェンのフィラメントの形状は、スズランテープのようなものだ。以下のフィラメントがそれだ。衣類の繊維にこうしたものはない。

 

 

日本人の根深い権威主義

●「ただの綿ぼこりだろ」
●「そんなフィラメントだか繊維だかがそこらじゅうにあるのなら、専門家がもう調べているはずだよ」
●「専門家が気がつかないわけがないから、もうそれが何なのか答えも出ているはずさ」
●「そんなただのホコリで何騒いでるの?よっぽどヒマなんだね」

 

大衆が「専門家」を有難がるのは権威主義からである。自分は「知的下層階級」であるという自覚からくるのだ。ある意味では正直だ。(笑)彼らは、「自分はたしかにバカだが、利口なひとの言うとおりにしていれば間違いない」と抜け目なく思っているのだ。(笑)まさに、知的権威とされる一流大学教授、テレビに出てくる有名な専門家にひれ伏すそのメンタリティのおかげで、我が国は 世界一のワクチン接種率  が達成できたのではないか?(笑)

はっきり言おう!日本のアカデミズムの「専門家」のほとんどは単なる「臆病な権威主義者」である。違うだろうか?「既存の腐りかけたパラダイムの奴隷」であり、自分を縛っている知的枠組みから脱却できない「哀れな小心者の集団」である。「専門家」とは、資本主義的産業に奉仕して見返りに報酬と地位を得る「小利口で計算高い輩の集団」ではないか? 違うか?

毎日テレビを見ている救いがたい無知な大衆は、世の中のことは自分の頭だけでは判断ができないと思って、けっきょく、いわゆる専門家の判断を仰ぐことになるのだ自分の頭で考えようともせず、頭を使うことは最初から「専門家」に丸投げしているのだ。実際過去5年ほど、そうやってテレビに出てくる専門家の言説に流されて何千万人という人間が「ワクチンは打ったほうがいい」と判断したのではないか?(笑)一見謙虚に見えるが、自分の頭で考えずにひとまかせにしているのは、パスカル的な意味でも人間として堕落ではないか?昨今流行の AI とはけっきょく「専門家」なのだ。4,5年前のワクチン騒動の頃にもし AI に質問していたら、間違いなく「ワクチンは打った方がいい」と回答したのではないか?違うだろうか?(笑)

 

大衆と専門家の共通点

悲しいことに、同じように大した学歴も肩書も無いはずの一般大衆は、自分と同レベルで学歴も肩書もない「非」専門家が何かを主張したり、新発見をするのがどうにも我慢がならないようなのだ。(笑)「専門家でもないのに何を言っているのだ!」「専門家でもないのに偉そうにするな!」「身の程を知れ!」「専門家でもない人間が重大な発見をするなんてあり得ないだろ!」

このように、大衆も専門家もどちらも同じく「権威主義者」なので、非専門家の主張の内容じたいは問題にされず、学歴や肩書のランキングで話は終わってしまうのだ。

コロナ茶番・ワクチン騒動の5年間に何も学ばなかった無知な大衆はいつになっても自分の頭で考えるということができない。けっきょく「専門家集団」なるものも、一皮むくと権威にひれ伏す大衆と同じなのだ。ちょっと小利口でいい成績を取ってきただけでのし上がって君臨しているだけではないか?ということは、専門家集団も大衆も自分の頭で考えない空疎な権威主義者ということだ。空疎な権威主義の知的奴隷集団の中の上昇志向の強い小利口な部分が「専門家」という階級を形成しているのだ。

 

「おまえはどこの大学教授だ?」

ザウルスのポリシーは過去十数年、ブログ開設以来愚直にも同じままである。「客観的な証拠に基づいて物事を論ずる」ということだ。客観的な証拠には残念なことに学歴も肩書も無いのだ。(笑)真理の探究には学歴も肩書も必要ないのだ。大衆の「専門家崇拝」の最大の弊害は、真理の探究は専門家の仕事であって、そうでない大衆や一般人にはできないことだという卑屈な思い込みに囚われてしまう点である。こうして、真実の追究、真偽の判断、真実の証明、虚偽の曝露、新事実の発見といった知的営みが「専門家」やいわゆる「科学者」の特権とされてしまっているのである。無知な大衆は、テレビに出てくるような専門家(医者、大学教授、評論家)にひれ伏すだけではない。そうした専門家の尻馬に乗って、非専門家を嘲笑して無上の優越感に浸るのだ。「ハハハハハ、馬鹿な奴だなあ!お前はどこの大学教授だ?」と。

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