（９）動画：体内の磁力の存在のエレガントな証明

 

＜　ザウルスは、動画やブログによる広告収入は一切得ていない　＞

Magnet challenge 9: Elegant Demonstrations

Magnet challenge 9: Elegant Demonstrations

 

本家 BBC のように、“磁石人間動画”　をすべて　“フェイク”　であるかのように言う人間は後を絶たない。

実際、無数のそうした動画の中には、たしかに　“フェイク”　が混じっている可能性は排除できない。しかし、ニセ１万円札が存在するからといっても、それは世の中に流通している１万円札がすべてニセ札であることの証明にはならないのだ。

 

いっぽう、“磁石人間動画”　の制作者の側にも問題はある。“フェイク”　の疑いをかけられそうなやり方で動画にしていたのでは、説得力もないし、でっち上げの嫌疑をかけられる恐れがある。

そこで、ザウルスは、より客観的で、トリックの嫌疑を排除するような証明方法を別記事でも提案している。

　磁石人間、日本でも増殖中か？ 「心臓は特にくっつく」！？

　磁石人間、日本でも増殖中か？ 「心臓は特にくっつく」！？

この記事を公開してから１週間後に　YouTube で、これとそっくりな方法を使って　“磁石人間”　の証明をしている動画を見つけた。外国人なので、ザウルスの記事をみたわけではないだろう。そもそも、より客観的な方法で証明しようと考えれば、この方法を思いつくような人間はこの地球上にいくらでもいるはずなのだ。

 

糸ではなく、太めのヒモを使ってスプーンに結び付けているところがミソである。

 

上の動画では単三電池が胸に吸着しているのだが、動画では左右にコロコロ転がっている。

 

見えずらいが、赤っぽい糸を使って、吸着する箇所を探している。

 

スプーンの柄のほうを持ち上げても、先の方が吸着したままなので下に落ちることはない。

これと似た動画は以前にも紹介している。（４）動画：　世界で　“磁石人間”　大発生！　４歳の子供が！

また、当ブログの読者の一人は、砂鉄を腕にまぶすという方法を提案している。

反論の余地のないかたちで証明することは大切である。或る事実をひとに伝えるためには、自分の思い込みだけではダメで、疑いの余地のないようにきちんと提示する必要がある。

 

Magnet challenge 9: Elegant Demonstrations

Magnet challenge 9: Elegant Demonstrations