米国:コロナワクチン接種者の死亡、5か月余で4千人超え?死亡率は?
当ブログではコロナワクチン接種者の死亡件数にこだわり、マラソンコースのほぼ2か月先を走っているアメリカを追ってきている。日本の状況を予測するうえでいちばん参考になる直近の前例だからである。日本の人口は大雑把に言ってアメリカの半分である。この点も両国の比較を容易にしている。
たしかに、日本でのコロナワクチン接種者の死亡件数がアメリカの約半分の規模でそのまま推移するとは限らないだろう。しかし、アメリカ以外にどの国を参考にするというのか?(笑)中国か?イギリスか?台湾か?ドイツか?ロシアか?インドか?(笑) アメリカのデータが容易に入手できるのなら、まず、ここからではないか?
アメリカのCDC(米国疾病予防管理センター)所属の VAERS (ワクチン有害事象報告システム)の公表している米国内のワクチン関連の膨大なデータバンクにアクセスすれば、アメリカにおける “ワクチン接種者死亡件数” の毎週のデータが日本に居ながらにして入手できる。これを参考にしてはいけない特別な理由があったらぜひ教えて頂きたい。(笑)
能書きはこのくらいにして、とにかく VAERS 提供の最新のデータを元にザウルスが作成した最新のグラフをご紹介しよう。
グラフの見方:
■ このグラフは死者数の累積を表わしているので、右肩下がりになることはない。(笑)
■ アメリカでのコロナワクチンの接種は 2020/12/14 に開始した。
■ 垂直線は、接種開始からの1か月ごとを表わす。
■ 4月だけ1か月を約4等分した垂直線を入れている。
■ 小さな黒点はその月日まででの死亡の累積数をグラフ上の位置で表わす。
■ 黒点を指す斜めの赤数字は、その月日での死亡の累積数を表わす。
■ 水平の青数字は、インタバル間での死者数の増加分を表わす。
直近の “4,339” という数字は以下のデータからである。
1)青の矢印をご覧いただきたい。VAERS のデータは毎週金曜日に更新すると書かれている。
2)死亡件数がワクチンメーカーごとに出ているが、これはデータ抽出の条件設定の際にザウルスがそのように設定したからであって、自動的に出てくるわけではない。
3)ワクチンメーカーのいちばん上に JANSSEN (ヤンセン)とあるが、これは Johnson & Johnson ジョンソン・エンド・ジョンソン社の医薬品部門である。
このグラフは最新データに基づき、直近に得られた数値を表示しており、その日付は 5月21日である。つまり、以下のグラフは、アメリカにおける COVID-19 のワクチン接種者死亡件数が、昨年の12月14日から今年の 5月21日までの5か月プラス1週間で、“4,339人” であることを示している。
たしかに、“4,339人” という数は驚くべきであるが、母数はどのくらいなのかが気になるところであろう。そもそも、アメリカでのワクチン接種者はいったいどのくらいいるのか?ということだ。幸い、以下のように、うってつけのデータがネット上では簡単に得られた。新型コロナウイルス ワクチン 統計情報
右のグラフは、アメリカでのワクチン接種者の推移を表わしている。スタート時点は 12月14日であることは別の情報源から明らかになっている。
このグラフは時系列を横に取っており、ザウルスが作ったグラフと一見よく似ていないだろうか?
さっそく、2つのグラフを重ねてみると、非常に興味深いことが見えてきた。グラフは、わずかな微調整によって、不思議なくらいに重なった。
2つのグラフが重なっているので、区別しやすいように、母数であるワクチン接種者数に関した方は “グリーン系” とし、“死亡者数は赤系” のままにしておいた。時系列の間隔がややズレていたので調整して合わせた。しかし、タテ軸の水平の区切り線は見事なほどに一致したので、そのままである。
ただ、もっとはっきりした数値的データが欲しい。そこで上記の同じ 新型コロナウイルス ワクチン 統計情報 で探すと、以下のデータが出てきた。
ちなみに、この数値は 5/22 に更新されたものだ。
さて、この 「統計情報」 では、3つの数値が並んでいる。いちおう、左から順に見ておこう。
■「接種数:2.84億」・・・・・・これは打ったワクチンの本数のことであって、人数ではない。
■「必要回数のワクチン接種完了:1.29億」・・・・・・2回タイプワクチンと1回タイプワクチンとがあり、いずれでも完了したひとの人数である。ここには、2回タイプワクチンをまだ1回しか受けていないひとの人数は含まれていないことになる。つまり、実際にワクチンを打ったひとの人数は当然この 1.29億 を上回るはずである。1回目の接種だけで死ぬ人もいれば、2回めの接種で死ぬ人もいるのだ。
ワクチン接種者死亡件数の母数としては、 “とにかく1回は打ったコロナワクチン接種者の人数” が必要である。この 1.29億 という数字は使えない。
■「必要回数のワクチン接種が完了した割合:39.3 %」・・・・・・ “1.29億” が 39.3 % ならば、逆に計算して母数であるアメリカの人口が割り出せる。
1.29億 ÷ 39.3 % ⅹ 100 = 328,244,274 人(3億2,824万人)
さて、1.29億 を上回るはずの、“ワクチンを1回以上打ったひとの数” がグラフで見つかった。灯台下暗しであった。下の凡例に 「ワクチンを1回以上接種」 と出ている。つまりグラフの2本の曲線のうち、上の方である。ただし、厳密な数値はない。
これを元に、数字を割り出す試みが以下の作業であった。(笑)
オレンジ色の作業:「必要回数のワクチン接種完了:1.29億」 がグラフ上でもかなり正確に比例的に反映していることをまず確認した。
紫色の作業:「ワクチンを1回以上接種」 の数値をグラフから割り出した。
この超アナログな方法によって割り出したのが、「ワクチンを1回以上接種:1.625億」 である。決して厳密とは言えないが、かなり近い数値であると自負している。(笑)
COVID-19ワクチン接種者の数(5/22): 1.625 億人(162,500,000人)
ワクチン接種者死亡件数(5/21): 4,339 人
上記の2つのデータはまったく同一の日付のものではない。しかし、同じ計算式で扱ってもまったく問題ないほど接近していると思えるが、いかがであろうか?(笑)
“COVID-19 ワクチン接種者の死亡率” を割り出すためには、以下の単純な計算式が必要となる。
(4,339 ÷ 162,500,000) x 100 = 0.0027 %
アメリカにおける COVID-19 ワクチン接種者の死亡率は、接種開始から5か月プラス1週間の期間において 0.0027 % であると言えるであろう。
この計算を、あなたもぜひご自分の電卓で確認して頂きたい。
さて、以前 “0.003 %” という数字を別記事で扱ったことがあったのを覚えているだろうか?当ブログの読者なら、多少の記憶はあるはずだ。(笑)
2021年 3月 3日のこの記事の中ですでに “死亡率 0.003%” について以下のように論じていた。
2021年の3月段階では、米国CDCがこの “死亡率 0.003%” を公式に発表していた。
死亡率は時間の経過につれて多少の揺らぎはあるが、現在までは以下のようになる。
■ ワクチン接種開始から2か月弱(2/7)の時点での死亡率は、 0.003 % であった。(3,900万人中、1,170人の死亡)
■ ワクチン接種開始から5か月余(5/21)の時点での死亡率は、 0.0027 % である。(1億6,250万人中、4,339人の死亡)
0,003 から 0.0027 に下がった、というだけで安心しているナイーブなひともいるに違いない。(笑) 実は大局的にはどちらも大して変わらないのだ。
そもそもこの死亡率は高いのか、低いのか、普通なのか?
お答えしよう! というか、すでに2週間前に別記事で答えている。
タッカー・カールソンは「過去15年間における死亡件数よりも まだ半年そこそこのCOVID-119 ワクチンでの死亡件数の方が多い」 と言ったが、CDC はのちに「過去20年間のすべてのワクチンを合わせたものよりも多い」と認めた。
「人口削減計画なんてあるわけないだろ、妄想だよ、妄想!」(笑)
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