コロナ騒動:鎌倉市、観光客呼び戻そうと悪あがきのフェイクニュース?
今やどこの観光地も “客足激減” で業者も自治体も苦慮しているというニュースに事欠かない。特に中国人観光客の激減が響いているようだ。しかし、そもそも中国人にあまりにも依存しすぎていた日本の観光産業に問題はなかったのか?“中国というカントリーリスク” を織り込んでいなかった甘さがありはしなかったか?中国人観光客はしょせん “チャイナマネーバブル” だったのだ。いったんはじけたバブルは、10年経っても元に戻ることはないと思った方がいい。
この記事のここまでは、よくある “ぼやき” であり、“恨み節” だ。しかし、以下の後半になると、鎌倉は “誤解” の犠牲者であるかのような話になってくる。
ここには、“事実誤認” がある。鎌倉におけるコロナウィルス感染をずっと追ってきているので、その証拠を挙げることができる。
まず、鎌倉市役所とホットヨガLAVA鎌倉店とは目と鼻の先だ。
そして、感染者が出たLAVA鎌倉店には、鎌倉市役所の女性職員が19人も通っていたのだ。
彼女たちを急遽検査しなければならなかったので、最悪のことを考え業務を縮小せざるを得なかったというのが実態であろう。
上の報道記事では、「鎌倉市内のホットヨガ教室を利用した鎌倉市職員などがいることを受け、鎌倉市は・・・業務の一部を 縮小する方針を決めた」 とはっきり明記してあるではないか。“因果関係” は否定すべくもなかろう。
ある意味で、鎌倉市役所は潜在的な感染拡大を阻止すべく、迅速に行動したのだ(3/2)。それ自体は評価に値する。
しかし、鎌倉市役所は今(3/13)になってそれを、「いやいや、業務縮小は元々の予定だからしただけで、LAVA鎌倉店で感染者が発生したからではありませんよ。(だから、皆さん心配しないで鎌倉観光に来て、お金をたくさん落としてね!)」 と言っているのだ。
「誤解」? はあ?
馬鹿げていないだろうか? 何が 「誤解」 だ? 何を今さら強がったようなことを言っているのだ?
こうした報道を目にすれば、業務縮小の理由は誰の目にも明らかであろう。
選挙地盤の “地元鎌倉の商店会” から泣きつかれて、“一肌脱いだ(?)” のかもしれない。サンケイ新聞もこんなことに手を貸してフェイクニュースを垂れ流しているのか?
「正しい情報を出すことに努める」 と言っていた同じ人間である。
こんな “セコい小細工” をするヒマがあったら、もっと “市民の安全の為になる正しい情報” を出すのが先だろう。まずは、感染者の発生した市、入院した病院名 を公開したらどうなのか?
市民は自分自身と家族を守るために、“市内の感染の実態” を可能な範囲で知る権利があるだろう。
(追記:2020. 4. 4.)当記事公開の13日後の3月27日に、鎌倉市長が以下のような呼びかけをした。
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